インフルエンザは毎年、10月~3月頃流行します。
今年は新型コロナの問題もあり、先行きも不透明になっています。
こんな時期インフルエンザに罹患したら、高熱や倦怠感などの症状が現れ最悪ですね。
今年は新型コロナウイルスばかりではなく、インフルエンザにも注意が必要です。
特に抵抗力が弱い子供や、高齢者は生命の危険がありますね。
そこで自治体では、インフルエンザワクチンの接種をすすめています。
またインフルエンザワクチンは、2回接種する場合もあります。
そこで接種の間隔は、どれくらいあければよいのでしょう?
インフルエンザ予防接種の2回目の間隔は?
インフルエンザの予防接種は2種類あります。
ひとつは法律に基づいて、市区町村が主体となって実施している定期接種。
そして希望者のみが、自費で受ける任意接種です。
定期接種は65歳以上と、60歳~64歳でも何か基礎疾患をもっている人が対象となります。
そして接種は定められた医療機関で受ける事が出来ます。
また任意接種は生後6か月未満の乳児と、定期接種以外の全ての人が対象になります。
ワクチン接種の回数は、大人や定期接種対象者の場合、
1回の接種でも十分ですが通常は2回受ける必要があります。
インフルエンザワクチンの効果は、
1回接種した後1~2週間後くらいで抗体ができはじめます。
そして2回目の接種で、1ヵ月ピークに達すると言われています。
また3~4か月たつと、徐々に効果が減少し始める事になります。
ですからインフルエンザ予防接種など、
不活化ワクチンを使用した接種で、2回目を接種する場合は1~2週の間隔です。
ところでワクチンには生ワクチンと、不活化ワクチンの2種類あります。
生ワクチンを使った予防接種の場合は、安全性を考えることが必要です。
そこで次の予防接種を受ける場合、通常4週間は開けて接種しています。
その点は注意が必要です。
インフルエンザ予防接種の間隔、大人と子供はでは違うの?
誰でも一度くらいはインフルエンザに、罹ったがあるのではありませんか?
インフルエンザのウイルスは大きく分けて、A型、B型、C型の3種類の型があります。
更にその組み合わせによって、様々な型に分けられています。
インフルエンザは、毎年同じ型になることは少ないようです。
しかし治療薬やワクチンは、従来通りのもので対応するため効き目も万全とは言えません。
それでも大人の場合は人生のなかで、様々なインフルエンザに罹患します。
そこでインフルエンザに対する免疫も、ある程度は出来ているといえますね。
そこで大人の場合新型のウイルスが、流行しなければ1回の予防接種でも効果はあります。
また新型のウイルスでも、重症化を予防できる効果はあると考えられています。
しかし小さな子供は、大人に比べ免疫力は低いですね。
つまりインフルエンザに対する、
免疫が出来ていない子供には、1回目の接種だけでは不十分というわけです。
そこで効果を高めるため子供には、更に2回の接種が必要になります。
また2回目接種の間隔は、以前は1~2週間の間隔で接種されていました。
しかし最近は2~4週間の間隔で接種するようになりました。
幸いにもインフルエンザのワクチンは、
生ワクチンと違って無毒化した不活ワクチンを使用しています。
そこでインフルエンザワクチンは、
1~2週間の間隔をあけるだけで、他のワクチンを接種することが出来ます。
小さな子供なら2~4週間も、間隔をあけて接種すればまずまず安心ですね。
インフルエンザ予防接種の間隔があきすぎたら?
インフルエンザの予防接種は、無毒化した不活化ワクチンです。
そこで多少、鼻水や咳が続いても接種することは可能です。
しかし1回目の接種後に、高熱が出たり風邪症状がひどくなることもあります。
そこで2回目の接種が、受けられないということもありますね。
1回目の接種から、間隔があきすぎてしまったらどうしよう。
そんな不安にかられることもあるかもしれません。
でも安心してください。
3歳以上であれば、1回のワクチン接種で十分抗体は出来ています。
ですから間隔がたとえ4週間あいたとしても、効果が落ちることはありません。
それでも4週間を過ぎたころからは、徐々にワクチンの効果は低下してきます。
ですから2か月も過ぎてしまったという場合は、やはり医師と相談することは必要ですね。
特に低年齢の子供の場合は、抗体ができにくくなっています。
そこで間隔があきすぎてしまったら、
また1回目から接種し直すことを、考えてもいいかもしれません。