レ・ミゼラブル 終わりなき旅路、視聴あらすじ感想
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こんにちは、テレビっ子です。

不朽の名作、ヴィクトル・ユゴーの「レ・ミゼラブル」がついに放送されました。
いままでドラマの全体像は、どのように展開していくのか想像の域を出ませんでした。

物語は平成になって起きた大きな2つの震災と絡めて、およそ30年間に渡るドラマとして蘇りました。
賛否両論ははあると思いますが、充分新春にふさわしいドラマとして楽しめたのではないでしょうか。

出演された俳優陣もそれぞれ見ごたえのある演技だったと思います。
以下あらすじと、私なりの感想をまとめてみました。

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『レ・ミゼラブル 終わりなき旅路』あらすじ

原作はおなじみの文豪ヴィクトル・ユゴーが1862年に発表した不朽の名作です。
そしてドラマは平成の日本を舞台に、大きな2つの震災を挟んで展開していきます。

【第1幕】の舞台は平成3年(1991年)~平成7年(1995年)の神戸です。
ある日、入院中の弟が危篤であることを聞かされた馬塲純(ディーン・フジオカ)は思わずに脱走してしまいます。

純は弟に自分の肝臓を生体肝移植すれば、命が助かることを信じていたのです。
しかし脱走までして病院にたどり着いたときには、すでに弟は死亡してしいました。

絶望した純は街なかをさまよい、いつしかトラックの前に身を投げ出していました。
その時偶然に自立支援施設「徳田育成園」を営む徳田浩章(奥田瑛二)に助けられます。

身分を隠して育成園で暮らし始めた純は、そこで弁護士を目指す少年、渡辺拓海(村上虹郎)と出会います。
純は拓海と次第に打ちとけ、拓海も弁護士になる夢を語りあうなかになります。

もう一方の主人公斎藤涼介(井浦新)は東京で大学生活を送っていました。
本来自分は被害者遺族のはずなのに、逆に加害者家族の様な報道被害にあっていました。
いくら父親の非道なための非難とはいえ、被害者の涼介にとってはやるせない気持ちでいっぱいでした。

そんなさ中、阪神・淡路大震災が。平成7年に起こりました。
拓海は震災のさなかガレキの下敷きになってしまいます。

迫りくる火の手を前に拓海は自分の死を悟り、純に自分の代わりに生きることを託します。
うすうす純の境遇に感づいていた拓海は、自分の身分と代わって生きれば追及の手が及ばないことを純に諭しその場から逃げるようにうながします。

加害者、被害者双方の少年にとってこの未曾有の大震災は大きく運命を変えることになりました。

【第2幕】は平成16年(2004年)の東京を舞台に展開していくことになります。
拓海から人生を託された純は、渡辺拓海として新しい人生を歩んでいました。

純は拓海の夢だった弁護士として、弱い立場の人々のために寝食を忘れて働いていました。
そんなお金にもならない仕事の中で、刑事となった斎藤涼介とめぐり合うことになります。

このときはまだ純の正体について、涼介には知り得ないことでした。
またアパートの契約問題で、困っている不破唯(山本美月)とも知り合う事になります。

いつしか二人は唯の娘、梢を交えて食事をするような中になります。
しかし夜間保育所の田辺夫婦のわるだくみで、多額の借金を負うことになり唯は病に倒れてしまいます。

唯の死の間際、純は娘の梢を託されます。
一方涼介は偶然純の正体を知ってしまうことになりました。

涼介は執拗に純を追い詰めていき、あと一歩というところまで迫ります。
しかし、唯から娘を託された純は梢を連れてどこかに消え去ってしまいます。

【第3幕】は平成30年(2018年)の福島が舞台になります。
純と梢は各地を転々とした後、福島でリンゴ農家になっていました。

梢も二十歳になり立派に成人してリンゴづくりに励む毎日でした。
ある日、ふとしたきっかけで政治家を目指す碓氷慎と知り合うことになります。

いつしか二人はお互いに惹かれあうようになりました。
そんな選挙事務所に東京時代、梢親子を苦しめられた田辺夫婦の娘、瑛里華が働いていました。

彼女も密かに慎のことを愛しているようで、梢に対して別れるようにせまリます。
そんなさなか慎が劇症肝炎で倒れてしまいまうことに。

慎が助かるには肝移植をする必要がありました。
しかし慎の肝移植に適合する血液型のドナーはなかなか現れません。

実は純は適合する血液型の持ち主。
それは弟のために、純が刑務所を逃走してまで成し遂げたかったことでした。

純の弟は兄の肝臓を待っていました。
しかしそれが間に合わなかったという悔いが純には残っていたのです。
純は慎の祖父の碓氷太一郎と取引をして、梢と慎との婚姻を約します。
そして肝移植は成功し、慎も健康を取り戻すことになります。

すべてを見届けた純は一人神戸に戻ります。
そこで待ち受けた涼介に、純は自分の役目はすべてやり切ったと語り投降します。

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『レ・ミゼラブル 終わりなき旅路』感想

物語は3つのパートに分かれていて、それぞれのドラマが絡み合っていくわけです。
第一幕では二人の主人公の関係がわかります。

しかしまだそれは自分の境遇に対するものです。
涼介の背景についてはあまり深く物語りでは語られていません。

ですからただ被害者側の立場であるはずなのに、という切ない思いで生きてきたであろうと想像するのみでです。

やはり主人公は、ひとり馬塲純の物語で、涼介の背景まで描くことには限界があるのだと思います。

純については、もう少し丁寧に背景が説明されています。
なぜ脱獄しなければならなかったのか、ツッコミどころはいくらもあるかもしれませんが、それなりに納得は出来るところです。

純がお世話になる自立支援施設「徳田育成園」の徳田浩章が語る言葉がキーワードになっているようです。

危難に直面したとき、簡単な方と難しい方があったら、難しい方を選べ。
この徳田浩章が語る言葉が、純の行動指針となっているようです。

第二幕では純は拓海として、弱者のための弁護士となり寝食を忘れ働いています。
この背景には拓海の夢があったので、純は弁護士として自分を活かす道を選ぶことになったのでしょう。
純自身にとって弁護士になるという選択肢は、拓海と会うまではなかったはずです。

そして不破唯との関わりから、娘の梢を引き取り育てることになります。
なんの縁もない梢を引き取り、育てる選択肢は普通では考えられません。

しかしドラマの伏線で、徳田浩章の言葉(選択するなら難しい方を選ぶ)が純の行動指針となっていることから、その選択肢も不自然ではありません。

ここで不破親子との関わりで田辺夫婦が深く関わります。
これは後の第三幕福島での伏線にもなっています。

福島編では梢の婚約者が劇症肝炎にかかり肝移植の必要性が出てきます。
この生体肝移植は本来なら純の弟のためにするはずでした。
しかし梢の婚約者のためにそれをすることになります。

ここで純がこれまで生きながらえてきた理由があったと一人運命を悟ることになるのです。すべてをやり尽くした純は運命の発端の地神戸に戻りそこで涼介に逮捕されます。

純のひたむきな生き方を理解している涼介にとって純の逮捕はどのようなものかは想像の域を出るものではありません。
しかし、ここに至るまでの涼介にはかなりの心の葛藤があったはずです。

キャストほか

馬場純      ・・・ディーン・フジオカ
斎藤涼介     ・・・井浦新

不破唯      ・・・山本美月
馬場純(青年時代)・・・吉沢亮
渡辺拓海     ・・・村上虹郎
梢        ・・・清原果耶
碓氷慎      ・・・松下洸平

斎藤涼介(青年時代)・・清水尋也
田辺瑛里華    ・・・福田麻由子
田辺真澄     ・・・長谷川京子
田辺元      ・・・金子ノブアキ
馬場結子     ・・・富田靖子

斎藤太      ・・・寺脇康文
碓氷太一郎    ・・・伊武雅刀
斎藤歌織     ・・・かたせ梨乃
佐山梨沙子    ・・・香里奈
徳田浩章     ・・・奥田瑛二

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