夏風邪は重症化するので注意が必要！子供や高齢者も重症化しやすく早めに処置を。

毎年、5月～8月頃は風邪の為に病院を訪れる人が多くなり、そのほとんどは子供です。
プール熱や手足口病といった、夏風邪によるものが大半を占めています。

症状としては軽いものから重いものまでと様々ですが、ぐったりしている子供の場合は親としても心配ですよね。
特に「風邪は万病のもと」と言われるように、いつ重症化するか分からない為、安易には考えられません。

また、夏風邪は大人も同じように罹ると言われており、症状は大人の方が重くなると言われています。

そこで今回は、夏風邪は重症化するって本当？について解説いたします。

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夏風邪は重症化する恐れはあるようだ

夏風邪と一口に行ってもその種類は多く、それぞれ症状などにも違いはあります。

そのため、通常の風邪とは少し症状が違います。
例えば、手足口病などは、エンテロウイルスとコクサッキーウイルス以外の様々なウイルスによって感染します。
名の通り手や足の裏、また口の中に痛みを伴う水疱と微熱が主な症状になります。

子供にとっては微熱程度なので、全体の症状としては軽いまま過ぎる事もあります。
しかし夏風邪は様々なウイルスによって感染するため、一度罹って免疫が出来たとしても何度も罹るので長引くこともあります。

以前は子供だけが罹る風邪と思われてきましたが、最近では大人でも罹る事が分ってきました。
特にエンテロウイルスは麻痺などの中枢神経症状を伴うため、免疫力が落ちた大人が感染すると重症化しやすいと言われています。

このように夏風邪は、特徴的と言えるウイルスが原因で感染するため、抗生剤はあまり効きません。
その都度の対症療法でしか対応できないため、無理をすると合併症などを引き起こしてしまいます。

夏風邪に罹らないために、常日頃から免疫力を高めておくことが大切ですね。

夏風邪は子供だけではなく大人も罹ります

夏風邪は、子供の3大夏風邪と呼ばれるほど、子供の罹る率が高い事で知られています。
特に高熱と水疱のあるヘルパンギーナは、患者の90％を5歳以下の小さな子供が占めると言われています。
しかし、大人にも感染する風邪でもあります。

しかもウイルスは消化器官へも影響する事から、下痢なども起こしやすくなるため、脱水症状に注意しながら安静にすることが重要です。
また大人が感染しても辛い症状ですよね。

場合によっては脳炎や髄膜炎、または心筋炎などを誘発するため子供より大人の方が重症化すると言われています。

家庭内で子供が感染した場合は、看病をするご両親にも感染しやすくなるので、同じタオルを家族で使わないようにします。
また手洗いやマスクの着用、更には空気清浄器を置くなどしてできるだけうつらない対策が必要になります。

特にこれらの夏風邪は、回復しても約２～３週間くらいはウイルスが体内に残り、便と一緒に排泄されるため小さな子供さんのおむつ交換時などは気を付けなければいけません。

子供の夏風邪は重症化することもあるので早めの処置が必要

夏風邪は、普通の風邪と違って、様々な合併症を誘発してしまうウイルスから感染します。
そのため免疫力の低い小さな子供の場合は特に重症化しやすくなります。

手足口病やヘルパンギーナなどは、症状としても似ています。
同じエンテロウイルスとコクサッキーウイルスなどが原因となっているため、高熱や下痢症状を伴う場合もあり、熱性けいれんや脱水症状に陥りやすくなります。

また麻痺などの中枢神経症状を伴う事もあるので注意が必要です。
熱が高いときは大人でも辛いのですから、小さな子供さんがぐったりしてしまうのは当然と言えますよね。

特にこれらの夏風邪に効く特効薬はないとされているため、高熱と下痢症状があるときは、早めに医療機関を訪れるのが最良の選択ではないでしょうか。

以上、夏風邪は重症化するって本当？についての解説でした。

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