防災

台風などで特別警報が発令される基準は?出たときの対処法は?

気象庁から発表される警報や注意報などは、各自治体を通して、私達の生活に支障があるかないかを知らせてくれます。

さらに平成25年8月からは、これらに加えて特別警報が導入されました。

今までの警報と比べてどのように区別したらよいのか迷ってしまいますよね。

また特別警報などが出たら、オロオロしないためにもどう行動すればいいか、対処方法を知っていれば安心です。

そこで今回は特別警報の基準や、その対処法などについてまとめてみました。

特別警報とはどう言うものかおさらいします

気象庁では東日本大震災を境に、平成25年8月から特別警報の適用を導入しました。
特別警報は、今までの警報での呼びかけでは対処しきれない大災害が予想される場合に出されます。

さきの東日本大震災のような、甚大な被害をもたらした災害がきっかけとなりました。
普通の警報よりも特別な危険が迫っているとき、その状況を知らせるための情報になります。

通常の警報は、大雨、洪水、大雪、暴風、暴風雪、波浪、高潮の7種類でした。
しかし特別警報は、洪水警報を除いた6種類です。

いずれの警報も今までに経験したことのないような、重大な危険が差し迫っていると予想された場合。
気象庁から発表される特別な警報になります。

この特別警報が発令されたら、命の危険が押し迫っているとしっかり受け止めましょう。
特別警報が発令されたら、たら、自治体等の指示通り早めの避難が必要だと理解することが大切です。

特別警報が発令され、何事もなければそれに越したことはないわけですから。

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特別警報が発令される基準とは

特別警報とは言葉の通り、警報よりもはるかに危険の迫っている現象がある場合に発令される情報です。
特別な情報と言う事は分かりますが、その危険とはどんな状態でどのような基準なのかよく分からないですよね。

まだ特別警報が適用されていなかった東日本大震災では、今まで通りの津波警報が発令されました。
そのため海から離れた地域では、それほど身の危険を感じてはいなかったと思えます。

「津波と言っても1~2m位だろう」と誰もが思っていたに違いありません。
しかし広報から流れる情報のあまりにも緊迫した放送に、ただならぬ気配を感じて避難しました。

あとから津波の様子を映像で見て、誰もが大変な状態だった事を知り絶句したものです。
そして津波とは川を遡上してくると言う事も改めて知る事になりました。

気象庁ではこれを機に特別警報を適用し、命の危険が迫っている事を呼びかけるようになったと言われています。
また近年では台風が上陸する毎に、甚大な被害を被る事が多くなっています。

暴風雨などで家の屋根が飛ぶ、又は大洪水や土砂災害で命を落とすといった、今まで経験したことのないような事がたびたび起きています。
例えば大雨で特別警報が出た場合は、レベルにすると警戒レベル5になります。

まさに土砂災害や浸水による災害が、既に起きている状態を表わしています。
ですから大雨特別警報が出た場合は、命を守るために速やかに避難することが必要です。

特別警報が発令されたときは、今まで感じた事のないレベルで状況にあります。
ほとんどの発表には「数十年に一度の・・・」と言う言葉で伝えられる事が多いと思います。

つまり今までの警報レベルの基準を、はるかに超えた重大な危険が差し迫っているということです。
命に係わる非常事態と考えて早めに避難、或いは命を守る行動をとりましょう。

特別警報が出たらどのように対処すればいいか

特別警報は命の危険が迫っている状況を知らせる警報ですから、速やかに身を守る行動をとらなければなりません。
しかし身を守る行動をとるといっても、どのように行動すればよいのか迷ってしまいますよね。

余談ですが北朝鮮からミサイルが発射され、日本の上空を飛んだことがありました。
その時携帯からエリアメールが届き、速やかに身を守る行動をとるようにと指示されました。
しかし今まで経験もなく準備さえしていない状況で、ただただ柱にしがみついていたと言う経験があります。

幸いにも太平洋に着弾し、特に被害もなかったのでそれで済みました。
このような場合に、何かしらの対処法を知っていれば、速やかな行動がとれたと考えられますよね。
もっともミサイルではどう行動していいのか対処法は思いつきません。

しかし自然災害の場合であれば、前もって準備はできるのではないでしょうか。
避難場所を前もって知り実際に避難経路を歩いてみる。
あるいは災害に備えて、防災用品を準備しておくといったことは普段からできる対策です。

特に地震の場合は震度6弱以上の緊急地震速報を、特別警報と位置づけていますからただちに身を守るなどの行動が必要になります。
屋内であれば落下物から頭を守るように、丈夫な机の下などに避難する事が大切です。

また屋外であれば、ブロック塀の倒壊、割れたガラスや看板などの落下物に注意して、近くのビル内に避難するようにしましょう。
施設内では出口に殺到することは避け、係員の指示に従って落ち着いて行動することが大切ですね。

どんな時も慌てず冷静に対処することが、身を守る事につながると言えます。
以上、特別警報の基準やその対処法などについてまとめてみました。

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