今回は東京消防庁を退職後に長野県富士見町へ移住して農業を始めた戸﨑明さん(64歳)と妻の尚子さんが紹介されます。
戸﨑明さんは定年退職後から移住先を探し田舎暮らしツアーで偶然見つけた富士見町の山里に魅せられ移住を決意したようです。
観光資源にも恵まれた富士見町へのアクセス
長野県富士見町は長野県南信地方の諏訪市、岡谷市を中心とした諏訪地域の東端にあります。
富士見町はJRの中央本線や中央自動車道、また甲州街道とが通っており関東や山梨と東海地方を結ぶ交通の要ともなっているようですね。
また富士見町は八ヶ岳と南アルプス北端の入笠山に挟まれた風光明媚な土地柄です。
山梨県とは県境を接し、1000メートル前後の高原地帯にあるため、夏は涼しく避暑地としても適しています。
ただ標高が高いために、冬の寒さは厳しいようです。
その冬の厳しさのなかでも、近くの施設でウインタースポーツを楽しむことも出来ます。
このように富士見町は一年を通して観光の拠点として機能しているのですね。
また戸﨑さんご夫婦はご近所の農家から手ほどきを受けた、玉ねぎやニンニク、キュウリやトマトなどの野菜を地元の道の駅蔦木宿で販売しているそうですよ。
当駅若手主力農家の戸﨑さんが、「田舎暮らしの本」にて紹介されました)^o^(
本屋さん等で是非チェックしてみて下さい。
読んだら富士見町に移住して、道の駅に農作物を出荷したくなるかもッ! pic.twitter.com/wGPFafwBUo— 道の駅「信州蔦木宿」 (@tsutakijuku) December 3, 2018
道の駅蔦木宿は甲州街道沿いにある道の駅ですからドライブに訪れたときには訪ねてみるのもいいですね。
富士見町の移住への取り組みは
戸﨑明さんご夫妻が移住されてきたように、長野県富士見町でも積極的に就農支援など取り組んでいるようです。
こちらには戸﨑さんばかりではなく、何組の方が移住されているようです。
もちろん就農という方ばかりではなく、こちらで起業されるという方もいられます。
富士見町では新規就農者の支援といった取り組みもありますが、時期によっては待機ということもあるようですね。
移住を希望される方は直接富士見町に問い合わせて情報を収集することがよさそうです。
新規就農者の支援はコチラから参照ください。
戸﨑明さんばかりではなく、富士見町に移住された方のインタビュー記事がありますので、移住希望者にはご参考になるのではないでしょうか。
富士見町近くの観光スポットは
富士見町周辺にはいくつもの観光スポットがありますが、いくつか代表的なところを紹介します。
まず入笠山は南アルプスの最北部にある山です。
山頂には「入笠山」の二等三角点が設置されていて、山頂近くまでゴンドラリフトや車道が通じています。
そのためだれでも比較的容易に登頂することができる山です。
山頂は360度の大展望が広がり、南アルプスや中央アルプス、八ヶ岳など周囲の展望が素晴らしいところです。
そればかりか富士山や、遠くは北アルプスなども望むことも出来ます。
また周辺には入笠湿原などがあり、登山ばかりではなく湿原に自生する植物も楽しむこともできます。
富士見パノラマリゾートは入笠山のふもとにあるリゾート施設で、入笠山の登山や周辺観光の拠点になっています。
冬はスキー場になっていますが、グリーンシーズンはMTBのコースになり一年を通して楽しめる施設です。
施設内にはゴンドラが設置されていて、入笠山へのアクセスや、ウィンターシーズンでは1コースのリフトとして利用されています。
道の駅信州蔦木宿は本編でも紹介される戸﨑さんたちが育てた新鮮な野菜などを販売しています。
また蔦木宿では日帰り温泉、食堂があり甲州街道沿いの信州の入口にありにぎやかな道の駅です。
【天然温泉「つたの湯」(温泉交流館)】10~22時、
【食事処「てのひら館」】10時半~20時半、
長野・富士見町~ 実り楽しむ 農業暮らし ~
次回は長野県富士見町が舞台。東京消防庁を退職後、2年前に富士見町に移住して農業を始めた戸﨑明さん(64歳)と妻の尚子さん(55歳)が主人公です。
東京都出身の明さんは東京消防庁に勤め、火災の消火活動や山岳救助など命と向き合う現場で懸命に働いてきました。50代で離婚を経験したのち、職場の同僚だった尚子さんと交際がスタート。そして明さん61歳、尚子さん52歳の時に再婚しました。
田舎で農業をやりたいと考えていたお二人は、明さんの定年退職を機に本格的に移住先を探し始めました。2013年に田舎暮らしのツアーに参加した際、南アルプスや八ヶ岳を一望できる富士見町の山里に一目ぼれし雑木林を購入。東京から富士見町に通い、2年半かけて伐採しました。そして、2017年5月に念願の我が家が完成。絶景を望む山里でお二人の第二の人生がスタートしました。
移住して本格的に始めた農業。ご近所の農家に手ほどきを受け、玉ねぎやニンニク、キュウリやトマトなどの野菜を栽培し、地元の道の駅で販売しています。移住2年目にはご近所の農家に勧められ、休耕地で米作りをスタート。さらに蕎麦の栽培まで手掛けるように。
そんな明さんは、去年から富士見町の消防団にも参加しています。消防士として培った技術や知識を団員に教えてほしいと頼まれたからです。「地元のために少しでも役立ちたい」と明さんは言います。
戸﨑さんご夫婦の趣味は山登り。消防士時代、山岳救助に関わる中で山の奥深さを実感したそうです。この日、お二人が目指したのは標高1955メートルの入笠山。山頂では八ヶ岳、南アルプス、富士山の大パノラマの絶景を楽しみました。
東京から南アルプスの麓に移住し、農業を始めた戸﨑さんご夫婦の高原暮らしと、応援してくれるご近所さんや友人たちの交流を紹介します。